作品紹介

~No.34~

学年・学部

4年法学部法律学科

ペンネーム

安重春奈

創作

『春陰』

コメント

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10歳のときに、蘇舜鉄の漢詩作品を書きました。その作品を改めて見て、線の伸びやかさに心動かされました。そこで、蘇舜鉄の漢詩から最初の2文字(春陰、春の空がくもりがちであるさま)を引用し、中原中也の「春の雨」という詩も加え伸びやかさを意識した作品をつくりました。

この半年間、なかなか書道ができず、作品制作できるほど感覚が戻るか不安でした。しかし、今回の制作を通して、小学生のころから続けてきた感覚は消えるものではないし、この愉しさから抜け出せないな、と感じました。大学生活は終わりますが、これからも自分の大切な時間として書の時間を持ち続けたいです。